中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

デート時の男の支払いを考える 奢る・割り勘・奢られる・多く払う…正解は?

 正直、若い頃のデートって金銭的にはツラいものがあります。「男が奢るのが当たり前」という態度を毎回取られると、いくら好きでも先立つものがなくなってしまうかもしれない。もちろん女性からしてみれば、「まだ付き合うかどうか分からないうちだから、奢ってもらうのが当たり前」と考える人もいるでしょうが、それは「大して好きでもないけどタダ飯が食えるから仕方なく付き合ってやる」ということで、デートの本質とは異なる意義になってしまう。

 交際まで視野に入れたデートなのであれば、とにかく無理をしないことが大事なのではないでしょうか。「付き合った途端にケチになって奢ってくれなくなった」などの声も時々聞かれますが、それは気を引くためにカネの力を使っただけです。

「奢る」「割り勘」「奢ってもらう」「多く払う」などデートの支払いは多種多様ですが、とにかく「無理をしない」こととお互いにとって心地よい金銭のやり取りをすればいいのでしょう。時々別れ話の時に「これまで俺が払ったデート代、半分返せ」なんて要求する男性がいると聞きますがこれはいただけない。あなたは無理をし過ぎていたんですよ……と過去の自分の豪快な金遣いを責めるべきですね。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、博報堂入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『恥ずかしい人たち』(新潮新書)。

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