投資

【ドル円週間見通し】米長期金利上昇ならドル高・円安継続か

・3月22日-26日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)2月中古住宅販売件数 22日(月)午後11時発表予定
・予想は、654万戸
 参考となる1月実績は669万戸で市場予想を上回った。住宅ローン金利は低水準で推移していること、雇用情勢の改善などが影響しているとみられる。2月については、中古住宅価格の中央値は上昇していることや、住宅在庫は低水準にとどまっていることから、販売件数は1月実績を下回る可能性が高いと予想される。

○(欧)3月IHSマークイットユーロ圏製造業PMI 24日(水)午後6時発表予定
・予想は、57.5
 参考となる2月実績は57.9。3月については、欧州諸国における新型コロナウイルスの感染流行が続いていることや、雇用環境の大幅な改善は期待できないことから、2月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)3月IHSマークイットユーロ圏製造業PMI 24日(水)午後10時45分発表予定
・予想は、59.5
 参考となる2月実績は58.6。先行指標とみられている3月NY連銀製造業景気指数は2月実績を上回っていること、ワクチン接種の拡大などによって雇用環境は多少改善されていることから、3月は2月実績をやや上回る可能性がある。

○(米)2月コアPCE価格指数 26日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+1.5%
 参考となる1月実績は前年比+1.5%。2月については、個人消費の堅調な伸びは期待できないものの、インフレ鈍化の可能性は一段と低下している。サービス消費はまずまず良好であるとみられており、コアPCEの上昇率は1月実績と同水準となる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・22日(月):(欧)1月ユーロ圏経常収支
・23日(火):(米)10-12月期経常収支、(米)2月新築住宅販売件数
・24日(水):(NZ)2月貿易収支、(英)2月消費者物価指数、(独)3月IHSマークイット製造業PMI、(欧)3月IHSマークイット総合PMI、(英)3月IHSマークイットサービス業PMI、(米)2月耐久財受注、(米)3月IHSマークイットサービス業PMI
・25日(木):(南ア)南アフリカ準備銀行が政策金利発表、(スイス)スイス中央銀行が政策金利発表
・26日(金):(英)2月小売売上高、(独)3月IFO企業景況感指数

【予想レンジ】
・108円00銭-110円00銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。