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コロナ禍の性風俗産業従事者の本音 「感染よりもお金がないほうが不安」

女性従事者100人のアンケート結果、勤務期間は?本業か副業か?

女性従事者100人のアンケート結果、勤務期間は?本業か副業か?

「店舗型」で働く女性は不安を感じている

 自分が働く店の感染対策について質問すると、「十分」と答えた割合が54%と過半だった(「不十分」7%、「分からない・無回答」39%)。もともと性病感染を警戒する業態だけに、衛生管理や健康管理については従来から徹底しているという店も多くあるからだろう。

「検温、消毒だけじゃなくて、客もセラピストもマスクを着用している。女の子全員が毎月PCR検査、抗体検査を受けている。できることを徹底的にやっています」(所在地無回答・28歳)

 アンケートでは少数派だった「不十分」とする女性たちの多くは、客の家やホテルでサービスする「派遣型」ではなく、あらかじめ設けられた店舗内のプレイルームで接客する「店舗型」の従業員だった。

「衛生管理はコロナ前と変わらない。部屋の消毒は女の子に任されているが、全員がしっかり対策しているとは思えません。お客さんにもマスク着用を促していないし、消毒やうがいもしてもらっていない」(関東在住・26歳)

 そうした衛生管理の甘い店舗でクラスターが発生する可能性は低くないはずだ。人類が経験した過去のパンデミックでも、感染爆発の震源となったのは社会的弱者たちのコミュニティだった。是非はどうあれ、現に存在する性風俗という巨大産業にどう向き合うか。政府や自治体には目を背けずに対応を求めたい。

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