中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

知人におカネを貸したら次々踏み倒された!それでも「貸してよかった」唯一の体験

友人・知人間のおカネの貸し借りが人間関係を崩壊させることも

友人・知人間のおカネの貸し借りが人間関係を崩壊させることも

「カネを貸したらあげたものだと思え」というのは、けだし名言である。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は、これまでにのべ1880万円を知人・友人に貸し、その内1000万円ほどは回収できなかったという。中川氏は今では「カネは絶対に貸してはいけない」と主張するようになったが、そう考えるようになった経緯と、唯一「貸してよかった」と思える体験を紹介する。

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 私が「今まで何にお金を使ってきましたか?」と聞かれた場合、一番多いのは「税金・社会保険料」で2位に「酒」です。次いで「食費」が来て4位は「借金」(貸したけど返ってこなかったお金)です。借金がここまで上位に来る人は、あまりいないのではないでしょうか。

 元々私は物欲も少なく、20代の頃から自然とお金が貯まりやすい状態になっていました。そうすると、借金の依頼が次々と来るんですよ……。これまでに7人から合計9回借金を依頼されました。借金の理由は、「会社設立」「飲食店の家賃支払い」「オレに任せればカネを増やせるから預けろ」「病気の手術代」「ギャンブル好きが多重債務にハマってその返済」「DV彼氏から夜逃げするための引っ越し代」です。

 もうこの段階で「お前、そんなのに貸すなんてバカ?」と言いたくなるようなラインナップでしょうが、これが全部事実なんです。人がカネを借りる時は、お人よしのバカに目をつけるのです。

 もう、20代後半から30代中盤にかけては、こんなことばかりでした。さすがにいくら私がバカでも、9回も人にカネを貸し、毎度「戻ってくるだろうか……」とやきもきするようになると、とことんイヤになります。そこで、借金を頼まれても「オレは貸さないことにしているんですよ」と言えるようになりました。

 それでもガタガタ言ってくるようなら、「それがオレのポリシーなんです」の一言を返せばいい。結局、知人に借金をする場合というのは、もうにっちもさっちもいかなくなり、最後の助けを求めている状況です。

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