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些細なことも隠す秘密主義夫 心の扉を開かせるには「質問と理由をセット」で

「隠す必要ある?」ということまで秘密にする「秘密主義夫」の対処法は?(イラスト/サヲリブラウン)

「隠す必要ある?」ということまで秘密にする「秘密主義夫」の対処法は?(イラスト/サヲリブラウン)

 コロナ禍で自宅で過ごす夫が増えたことで、夫婦での衝突が増えているという。問題行動を繰り返す“モンスター夫”に困っている妻も多いのではないだろうか。モンスター夫というと、モラハラをする高圧的な夫を想像するかもしれない。しかし、逆に自らは何も言ってこないモンスター夫もいるのだ。

 買ったものはもちろん、帰宅時間から仕事内容まで、なんでも隠す。何か質問すると、「いいじゃん」と逃げる。人間不信。口癖は「他人は信用できない」──。そんな“秘密主義”なモンスター夫にはどう対処すべなのか。

些細なことほど言う必要なくね?

 仕事のことや給料の額、果ては外出先まで、なんでも隠すモンスター。「それって隠すほどのこと?」という些細なことまで隠すので、妻は「私のことも、信用できないの?」と無力感に襲われる。

「うちの夫は、頼めばなんでもやってくれるやさしい面もあるのですが、休みの日にフラッと突然、何も言わずに出かけようとするので困ります。どこに行くか聞いても“いや、ちょっとそのへん”、帰宅時間を聞いても、“わからない”と言うんです。不倫を疑い、一時期調べましたが証拠はつかめず……。夫不信になっています」(35才・主婦)

 こういうタイプは、本当に秘密があって隠しているのではなく、面倒なこと(報告すること自体や、伝えたことによる相手からの言及)を避けるために言わないだけの場合もあると、心理カウンセラーの山脇由貴子さんは言う。

「親の過干渉をうるさいと感じながら育ったり、逆に放任主義だったり。あるいは、親に怒られるのが怖くて、ハナから何も報告しなくなるなど、幼少時の経験が原因になっているケースが多いと思います」

 誰にでも多少は秘密があるだろう。しかし、隠さないでいいことまで隠されると、妻は疑心暗鬼となり、これといったけんかをせずとも、離婚にいたるケースもある。どうやって心の扉を開く?

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