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iPhone 13はあえて保留、「iPad mini 6」に買い替える人たちの事情

最新の「iPad mini」の魅力とは?(時事通信フォト)

最新の「iPad mini」の魅力とは?(時事通信フォト)

 9月24日に発売されたiPhone 13シリーズ。より快適に動作する高スペック機種を求めて買い替えた人もいるだろう。だが、今年は例年のような“iPhoneフィーバー”とはちょっと異なる様相を呈している。iPhone 13シリーズと同時に発売されたiPad miniの第6世代、「iPad mini 6」に注目する人が少なくないのだという。その魅力はどこにあるのか? iPhone 13シリーズの買い替えを見送り、iPad mini 6を購入もしく検討する人たちに、聞いてみた。

「“iPad mini 6難民”です。64GBモデルなら在庫が少しあるみたいなのですが、256GBモデルがどこにもなくて困っています」

 そう嘆くのは、IT 企業に勤める30代男性・Aさんだ。当初はiPhone 13を買おうと思っていたという。

「約3年使っているiPhone 8がバッテリーや性能面で限界だったので、買い替えを検討していました。以前は負荷の少ない2Dグラフィックのゲームをやっていたのですが、最近3Dのゲームを始めたところ、アプリが落ちることが多くて……。iPhone 13ならスムーズに動作してくれると期待していたんです。指紋認証ではなく顔認証というのがネックでしたが、そこは我慢するしかないとあきらめていました」(Aさん)

 ところが、家電量販店にiPhone 13を見に行ったところ、iPad mini 6が目に入り、試しに手に取ってみたところ、一気に心変わり。iPhone 13ではなくiPad mini 6を予約することに決めたという。決め手は、絶妙なサイズ感と価格だった。

 Aさんによると、検討したのは3機種。iPad mini 6(8.3インチ)Wi‐Fi・256GBモデル(7万7800円、以下すべて税込み)。iPad Pro 2021(11インチ)Wi‐Fi・256GBモデル(10万6800円)。iPhone 13 Pro Max(6.7インチ)256GBモデル(14万6800円)だった。

「僕は基本的に電話はほとんどせず、するとしても長電話はしないので、電話としての利用がメインではありません。ほぼゲーム専用機だと考えると、個人的にはサイズ感も価格感もiPad mini 6一択だと思いました。iPhone 13 Pro Maxだとゲーム用にしては画面が少し小さく感じるし、価格が高すぎる。コントローラー操作が苦手な私からするとiPad Proは厳しい。

 その点iPad mini 6は絶妙なサイズ感と価格。使い慣れた指紋認証というのも決め手でした。浮いたお金でiPhone 8からiPhone SE(第2世代)に買い替えるかもしれません。iPad mini 6をApple Storeで注文して、11月初旬から中旬に到着予定で、今から待ち遠しいです」(Aさん)

片手でも持てるiPad mini 6のサイズ感(アップルHPより)

片手でも持てるiPad mini 6のサイズ感(アップルHPより)

求めていた“理想のiPhone像”?

 iPhone XからiPhone 13を見送り、iPad mini 6を購入した人もいる。メーカーで働く20代男性・Bさんは、iPhone 13は「正直、自分には期待外れだった」と言う。

「iPhone 13は、カメラ機能やチップ性能などが向上しただけで、劇的な変化がなかった印象。なので、買い替えるならわざわざ最新の13ではなく12とかでいいかなと。スマホの性能向上に頭打ち感を感じてしまいます。Lightning端子という点も不満で、ガジェットはUSB Type‐Cの機器に統一したいという気持ちも強いです。来年のiPhoneには期待したいです」(Bさん)

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