吉田みく「誰にだって言い分があります」

育休中のポイ活で月1.5万ポイント獲得…20代女性が見落としていたリスクとは

目先のポイント獲得ばかり考えていると思わぬリスクも?(イメージ。Getty Images)

目先のポイント獲得ばかり考えていると思わぬリスクも?(イメージ。Getty Images)

 買い物やカード決済など、日々の生活のあらゆる場面で「ポイントサービス」が実施されている。それらのポイントを効率よく集め、現金代わりに使うなどの行為を「ポイント活動=ポイ活」と呼び、なかにはポイ活を収入源の一つと捉えている人もいるようだ。フリーライターの吉田みく氏が、ポイ活に励む20代の女性会社員(育児休暇中)に話を聞いた。

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「ポイ活」は物品やサービスの購入・利用、キャッシュレス決済の利用などで付与されるポイントを貯める活動全般を指す言葉だ。貯めたポイントは現金代わりに使うことが出来るので、ポイントの還元率を意識してポイ活に励む人も多い。

 数多くあるポイントサービスのなかで有名なのは、dポイント、Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイントなど。クレジットカードや電子マネー決済で得られるだけでなく、ネット通販サイトでの商品購入によって付与されるポイントもあり、貯める方法は多岐にわたる。キャンペーンを併せて利用すれば、さらに高率のポイントが付与されることもある。筆者もポイント獲得を意識した生活を送っており、先月は約1万ポイント貯めることができた。

 ポイントが付与される機会はカード決済や商品購入時だけではない。各種ポイントサービスの情報を網羅した「ポイ活サイト」を経由すれば、提携サイトに新規会員登録をしたり、サイトに掲載された広告をクリックすることでポイントが付与される。なかには、ゲームをプレイしながらポイントを貯める方法もあるようだ。

 夫と0歳の娘がいる千葉県在住の会社員、あけみさん(仮名・29歳)は現在育休中。最近になって、ポイ活を始めたという。

「きっかけはSNSでバズっていた投稿を見たことでした。『ポイ活で○万円ゲット!』と書かれていたんです。他の投稿を見ると、サイトへの会員登録や広告クリックだけでポイントが稼げると書かれていたので、これならスキルのない私でもできそうだと思いました」(あけみさん、以下同)

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