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知らないと損をする 女性のための年金受給額上乗せテクニック

自分で申請しないともらえないものも(写真/AFLO)

自分で申請しないともらえないものも(写真/AFLO)

 老後の生活を支える「年金」。何もしないで待っているのではなく、特に女性の場合、上手く制度を活用することで、受給額を上乗せできる可能性もあるという。知らないと損する、女性のための年金受給額上乗せテクニックを紹介しよう。

国民年金の任意加入

 国民年金を満額受給するには、加入期間が40年必要だ。会社員の妻は、専業主婦であれば保険料の負担なく加入期間を積み上げている。しかし、20代の学生時代など、結婚前の空白期間があるケースも多い。そうすると、いざ年金受給開始となったときに、受給に必要な加入期間が40年より短いので、満額受給できず年金収入が減ってしまう。

 実は、この空白期間は、あとから埋めることができる。60才から64才の間に「任意加入」して不足している期間分の保険料を納めれば、65才から満額の支給を受けられるのだ。年金博士」こと、ブレイン社会保険労務士法人の北村庄吾さんはこう話す。

「空白期間が5年あった女性が、5年間任意加入すれば、年金額は年額約10万円アップします」(北村さん・以下同)

“もらい得”の付加年金

 任意加入とセットで考えたいのが「付加年金」。任意加入で支払う国民年金に、月額400円をプラスして納める制度だ。月々の保険料負担は増すが、将来の年金額が年額にして200円×納付月数分、増える。

「金額はさほど大きくありませんが、元を取るまでにかかる期間はたったの2年間。以降は“もらい得”になるので絶対におすすめです」

 5年間付加年金を納めたとすると、3年目以降、年額で1万2000円増額される計算だ。

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