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【ドル円週間見通し】今週はFOMC、テーパリングの動向にも注目

・11月1日-5日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)10月ISM製造業景況指数 1日(月)午後11時発表予定
・予想は、60.3
 参考となる9月実績は市場予想を上回る61.1。17業種が活動拡大を報告している。新規受注指数は66.7と、前月と同水準。在庫指数は上昇。10月については、新規受注が高水準を維持する見込みであること、在庫指数も下げ渋る可能性があることら、9月実績と大きな差はないと予想される。

○(欧)9月ユーロ圏失業率 3日(水)午後7時発表予定
・8月実績は7.5%
 参考となる8月実績は7.5%。イタリアとポルトガルでは失業者数が減少しており、他のユーロ圏諸国も似たような傾向となっている。失業者数は2019年の水準を下回っており、若年層の失業率は多少改善している。これらの点を考慮すると、9月の失業率は8月実績と同水準か下回る可能性がある。

○(米)FOMC会合 3日(水)日本時間4日午前3時結果発表
・予想は、量的緩和策の段階的縮小を正式決定
 FRBが10月13日公表したFOMC議事要旨(9月開催分)によると、多くの参加者が想定より高いインフレが続くことに懸念を示しており、量的緩和の縮小に着手できるとの考えが示されていた。今回の会合で12月半ばまでに量的緩和の段階的縮小に着手することが正式に決定される可能性がある。完了時期については、現時点で来年半ば頃になると予想される。

○(米)10月雇用統計 5日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+40万人、失業率は4.7%
 非農業部門雇用者数の伸びは2カ月連続で予想を大幅に下回っているが、10月については、9月実績を上回る雇用増となる可能性が高いとみられる。民間部門の雇用者数は9月実績(+31.7万人)をやや上回る増加が見込まれている。製造業部門の雇用者数は9月実績の+2.6万人をやや上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・1日(月):(中)10月財新製造業PMI
・2日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表
・3日(水):(NZ)7-9月期失業率、(中)10月財新サービス業PMI、(米)10月ADP雇用統計
・4日(木):(欧)9月ユーロ圏生産者物価指数、(英)英中央銀行金融政策発表
・5日(金)(独)9月鉱工業生産、(欧)9月ユーロ圏小売売上高

【予想レンジ】
・112円00銭-115円00銭

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