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医療、年金、介護の「2022年問題」 負担増の制度変更が目白押し

2022年「お金の制度変更」スケジュール

◯1月
【何が起きるか】65歳以降に複数の仕事を持っていると、雇用保険に入りやすくなる
【分野】雇用保険
【詳細】マルチジョブホルダー制度/65歳以上で副業をしている人たちは、労働時間を合算して「週20時間以上」となる場合、雇用保険に加入できるという制度がスタート。

【何が起きるか】退職後の健康保険を任意継続にするか、国民健康保険にするかが選びやすくなる
【分野】健康保険
【詳細】任意継続被保険者制度の見直し/退職後にもとの会社の健康保険に加入し続ける「任意継続」を選んだ場合、2年の期限よりも前に資格喪失手続きが可能となる。

◯4月
【何が起きるか】65歳未満で働きながら年金を受け取っても、年金が減額されにくくなる【分野】公的年金
【詳細】在職老齢年金の見直し/60~64歳の人が働きながら年金を受け取る場合の支給停止基準額が引き上げられる(給与と年金の合計が月額47万円超にならなければ支給停止されない)。

【何が起きるか】65歳以降に働いていると毎年10月に年金が増える
【分野】公的年金
【詳細】在職定時改定の導入/65歳以上の人が厚生年金に加入して働き続ける場合、在職中であっても年金額の改定が毎年1回、10月に行なわれるようになる。

【何が起きるか】年金の繰り下げ支給が75歳まで繰り下げられるようになる
【分野】公的年金
【詳細】受給開始時期の選択肢拡大/年金の繰り下げ受給はこれまで最大70歳までだったが、75歳まで繰り下げられるように(受給額は最大84%増)。

【何が起きるか】iDeCoなどの確定拠出年金を受け取り始める上限が75歳に引き上げられる
【分野】私的年金
【詳細】DC(確定拠出年金)受給開始時期の選択肢の拡大/これまでは60~70歳までの間で受給開始時期を選べたが、上限が75歳まで引き上げられる。

◯5月
【何が起きるか】60歳以上でもiDeCoなどの確定拠出年金に加入できるようになる
【分野】私的年金
【詳細】DC加入可能年齢の引き上げ/iDeCoなどについては60歳未満が加入要件だったのが、60~64歳の第2号被保険者(会社員・公務員)や国民年金の任意加入被保険者も加入できるように。

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