家計

持ち家、車など「固定費がかかるもの」の処分で得する人・損する人の分かれ目

服、アクセサリーから、アルバム、年賀状まで、迷ったらこうする!処分のいろは

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「重い鍋」「古い家電」はさっさと手放したほうがいい

 鍋などの調理器具は、古いものを使い続けると大惨事につながる恐れがある。

「重い鍋は、高齢になって筋力が低下すると腕や腰を痛める原因になったり、落として足の骨を折る危険もあります。重い鍋は丈夫でまだ使えることが多いかもしれませんが、体力に合わせて見直すことも必要です」

「古い家電」もさっさと手放そう。元介護福祉士で整理収納アドバイザーの中里愛子さんが言う。

「壊れていないからと昭和の暖房器具を使い続けている人がいますが、昔の家電は安全装置がついていないものも多い。古い家電が原因で火事が発生することは珍しくない。すぐに処分した方がいいでしょう」

 さらにこれからの時代は、ものを所有したり、捨てる際は「環境への配慮」という考えが欠かせない。整理収納アドバイザーの井田典子さんは、プラスチック製品を持たない生活へとシフトしている。

「暖かいので、冬場はずっとフリース素材の布団カバーやパジャマを好んで使っていましたが、洗濯するたびにマイクロプラスチックが何億個も海に流れると知ってオーガニックコットン素材に買い替えました。蒸れなくて肌触りもよく、もっと早く買い替えればよかったと思っています。

 消耗品である食器用スポンジも、プラスチック製ではなく植物由来のセルロース製や、ヘチマたわしをカットして使っています。水切れもよくてにおいません」

“もの”は、買うときはもちろん、捨てる際にもお金がかかる場合がある。「捨てたけど買い直す」ことは、何重にもお金や環境への負担がかかっていることを理解したい。

※女性セブン2022年3月3日号

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