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確定申告、まだ手書きにこだわる人も… 作成・提出方法の種類と違いを解説

手書きで困っていることもない

手書きにこだわる人も

手書きにこだわる人も

 30代のフリーライター・Bさんは、国税庁の公式サイトの「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作り、それを印刷して税務署に送付している。

「3年前くらいまでは手書きで申告書を作っていました。もう何年もやっていて計算も慣れているので、そんなに難しいことではないと思っていたんですが、試しに『確定申告書等作成コーナー』を使ってみたら、これが思った以上に楽でした。基本的には必要事項を入力するだけで、全部計算してくれるので、手書きの申告書を作ったことがある人なら、簡単にできます。あとは必要な書類を添付して、送るだけ。マイナンバーカードも持っていないので、当分はこの方法で申告するつもりです」(Bさん)

 手書きで申告書を作っているというのは、40代のフリー雑誌編集者・Cさんだ。

「かれこれ20年くらい、ずっと手書きで確定申告をしています。e-Taxも便利だとは聞いていますが、特に手書きで困っていることもないし、これまで一度も税務署から申告書の不備を指摘されたこともない。必要経費は毎日帳簿をつけているので、申告書を作る作業自体そんなに時間がかからないし、何の問題もない。手書きから別の方法に変える予定はありません」(Cさん)

「とにかく苦手」と税務署で相談しながら作成

 一方、税務署の確定申告会場に行って、申告書を作っているのは、30代のグラフィックデザイナー・Dさんだ。

「とにかく確定申告が苦手なんです。何が控除になって、どの金額をどこに入力すればいいのか、何度やっても理解できない。というか、もう理解しようとも思ってません。だから恥ずかしい話、毎年、収入から差し引かれる経費だけを計算して、税務署に行って、そこで相談員の方に全部指示してもらって作ってもらっています」(Dさん)

 例年、税務署の確定申告会場は混在するため、事前に入場整理券をもらうか、国税庁のLINEアカウントから予約する必要がある。

「事前予約がなかった頃は、“待ち時間2時間”なんてこともありました。今は予約できるようになったので、待ち時間もあまりなく快適になったと思います」(Dさん)

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