トレンド

スターバックス値上げで愛好者が感じる“テイクアウトの割高感”

4月13日からの値上げを発表した「スターバックス コーヒー」。価格改定は2019年2月以来となる

4月13日からの値上げを発表した「スターバックス コーヒー」。価格改定は2019年2月以来となる

 コーヒーチェーンのスターバックス コーヒー ジャパン(以下「スタバ」)が、4月13日よりドリンクメニューやコーヒー豆の価格を改定すると発表。元々、“安くはない”印象を持っている人も多いであろうスタバ商品の値上げに、愛好者は何を思うのか。リアルな声を聞いた。

 プレスリリースによると、〈コーヒー豆やその他の原材料の価格高騰(物流にかかるコストなどを含む)を踏まえ、高品質なコーヒー豆の安定供給や今後の健全な事業継続を図るため〉とのことで、定番のコーヒー豆を約90円~300円程度、定番のビバレッジ(コーヒー、ラテなどのドリンクメニュー)が約10円~55円程度値上げされる。一方で、植物性ミルクを使った『ソイラテ』、『アーモンドミルクラテ』、『オーツミルクラテ』については値下げするという。

 値上げラッシュが続く飲食業界。今回のスタバの値上げについて、飲食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。

「元々スターバックスは、決して“安い”部類のコーヒーチェーンではありません。たとえばドトールコーヒーなら、『ブレンドコーヒー』Sサイズの価格は224円(店内飲食、税込)で、スターバックスの値上げ後と比べると、ドトールのほうが120円以上安くなります。価格差を考えると、今後スターバックスではなくドトールを選択する消費者も増えてくるかもしれません」

店内飲食をする分には“割安”という見方も

 都内のマスコミ関連企業に務める30代の女性・Aさんは今回の値上げについて、こう話す。

「毎朝スタバに寄って、ドリンクを買ってから出社するのが日課です。頼むメニューはその日の気分で、ドリップコーヒーが多いですが、抹茶ラテやプラペチーノの時もあります。でも、シンプルなコーヒーだったら、スタバじゃなくてもいいかなという気持ちにもなります」(Aさん)

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。