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【ドル円週間見通し】米金融正常化と日銀緩和継続を背景に底堅い値動きか 

・5月9日-13日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中)4月消費者物価指数 11日(水)午前10時30分発表予定
・予想は、前年比+1.9%
 参考となる3月実績は、前年比+1.5%。上昇率は4カ月ぶりに拡大。中国各地での新型コロナウイルス再流行や、国際的な原材料価格の上昇の影響を受けた可能性がある。4月については、生鮮野菜や燃料の価格が上昇しているとみられ、全体の物価上昇率は3月実績を上回る可能性がある。

○(米)4月CPI 11日(水)午後9時30分発表予定
・予想は前年比+6.1%
 参考となる3月実績は前年比+6.5%。住居費、航空運賃などの上昇が目立った。4月については下落が予想される項目が少ないこと、住居費の上昇は続いていることから、物価上昇率は3月実績に近い水準となる可能性がある。

○(日)3月経常収支 12日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、+1兆7500億円
 参考となる2月実績は+1兆6483億円で黒字幅は市場予想を上回った。貿易・サービス収支は3000億円超の赤字。第1次所得収支は2兆2745億円の黒字。3月については、貿易収支は赤字が続くものの、第1次所得収支の黒字額は高水準となる見込みであることから、経常黒字は1兆円を超える可能性が高い。

○(米)5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 13日(金)午後11時発表予定
・予想は、63.7
 参考となる4月実績は、65.2。3月確報値59.4から上昇した。賃金見通しが改善していること、インフレ加速の懸念が多少後退したことが要因。5月については、ガソリン価格の上昇は抑制されていること、賃金見通し改善の可能性は残されているが、インフレ見通しが不透明であることから、4月実績を多少下回る見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9日(月):(中)4月貿易収支
・11日(水):(中)4月生産者物価指数
・12日(木):(英)1-3月期国内総生産、(米)4月生産者物価指数
・13日(金):(欧)3月ユーロ圏鉱工業生産

【予想レンジ】
・129円20銭-132円20銭

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