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【第9回】もう一度FXでリベンジ! 種銭は差し押さえを免れた”ヒミツのお金” | 突然マルサがやってきた!

 収支は毎月末に計算して、利益が出た分は納税すると決めました。これだと払うべき税金は少しずつ減っていきますが、FXの元手はいつまでたっても増えないことになります。

 要するに、常に背水の陣。絶対に負けられません。そう思うと、取引するのが本当に怖い。以前は1000枚(1000万通貨)の買い注文を余裕で出していたのに、今は10枚の注文で手がプルプル震えてしまいます。

 損切りも以前はほとんどしていなかったけれど、今は損切りラインを必ず設定するなどルールをきっちり決め、リスクを管理するようになりました。

 そして、相場に翻弄される取引からは足を洗い、確実に収益を積み重ねていく新しいトレードスタイルを模索しています。そのひとつが、「フィボナッチ・トレード」。なんだかかっこいい名前でしょう? 
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 フィボナッチ数とは、自然界に数多く出現する不思議な数字で、カタツムリの殻の渦や、ピラミッドの辺の長さなどの比率として知られています。

 このもっとも美しく安定している比率とされる「黄金分割比」に使われる0.382、0.618といった数値を、チャート上に当てはめて為替レートが反転する節目を予想する方法です。

 具体的に言うと、直近の為替レートの高値と安値の値幅を見て、その38.2%や61.8%が、レート反転の節目になる、という法則です。

 たとえば1ドル=100円だったのが90円まで円高に動いた後、再び円安方向に向かい始めたとします。すると、その値幅の38.2%戻しの水準である1ドル=93円82銭近辺で、いったんレートが反転するケースがよく起こります。

 仮に、その水準を越えて円安になったとしても、今度は61.8%戻しの水準の1ドル=96円18銭で反転してしまうのです。なぜそうなるのか、理屈では説明できないのですが、この数値が、チャート上でもピタリとはまることが多いのです。

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