家計

真夏のクーラー“つけっぱなし”と“こまめに切る”で電気代はどう変わるか

夜はこまめにオンオフを

夜はこまめにオンオフを

設定温度26℃→28℃で6%の節電に

 上手に使う手段の1つとしてまず実践したいのが、政府による推奨設定温度28℃超を守ること。設定温度を28℃にすると、26℃のときと比べ、約6%の節電効果が見込めるという(一般家庭の場合)。

 資源エネルギー庁によると、外気温31℃のとき、2.2kWのクーラーの設定温度を27℃から28℃にして1日9時間使用した場合、1シーズン(6月2日~9月21日の112日間)で約820円の節約になる。コロナ禍によるリモートワークなどで在宅時間が増え、使用時間が9時間以上になるなら、さらにお得度が増す計算だ。

 また、28℃設定のクーラーの使用時間を1日1時間短縮すると、1シーズンで約510円の節約となるので、クーラーは必要なときだけ使うという習慣もつけておきたい。

「気温が上昇する9~18時は、クーラーをつけっぱなしにした方が電気代は安くなります。しかし、外気温が低下する18~23時は、30分ごとに入り切りした方が消費電力は小さくなります。また、時間帯に関係なく、こまめに入り切りするのと、つけっぱなしにするのとでは、1日の電気代はそれぞれ118.8円と153.9円。こまめに切った方が1日35.1円の節約ができます(2016年ダイキン工業による実験)。30分を超える外出をするときは必ず、クーラーを切ることをおすすめします」(家事アドバイザーの矢野きくのさん)

取材・文/簗場久美子

※女性セブン2022年7月21日号

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