食品・雑貨・アウトドア…2022年上半期ヒット商品＆下半期トレンド予測24アイテム

ジェンダーレス部門

●WACOAL MEN ÷ beautiful peopleボクサーパンツ（ワコールメン）

　今年2月発売の、ユニセックスかつS～LLまでサイズ多様なボクサーパンツ。インナーウェアメーカーとパリコレ出展のファッションブランドがコラボし、高い機能とデザインを両立。3960円。

●男女共用セパレーツ水着（フットマーク）

　学校現場でもジェンダーレスへの取り組みは進む。長袖トップスにハーフパンツを組み合わせたスクール水着が6月に登場、体のラインが出にくく肌の露出も少ないため、性差にとらわれず着用できる。現在は導入する学校経由で購入可。希望小売価格6380円～。

雑貨部門

●ナイトミン 耳ほぐタイム（小林製薬）

　耳を温めてリラックスさせ、防音効果によって安眠を促す新タイプの耳せん。2021年10月の全国発売以来、情報通の女性を中心に約8か月で累計120万個を売り上げた。睡眠関連市場の需要が増すなか、今後は男性にも認知度が高まると予想される。オープン価格。

●ラクレコ（バッファロー）

　パソコンを介さず、CDの音源を直接スマートフォンに取り込めてすぐ聴けるCDレコーダー。音楽はネットからのダウンロードが主流となりつつあるが、CDでのみ楽曲を提供するアーティストは意外と多い。昨年の発売後、想定の2倍以上の売れ行きだ。オープン価格。

テクノロジー部門

●3Dプリンター住宅（セレンディクス）

　8月から販売の、3Dプリンターで建てるコンクリート住宅。第1弾「スフィア」は10平米の別荘用で、施工24時間で完成する。来年には49平米の一般住宅を500万円で販売予定。すでに60歳以上のシニア層を中心に700件もの問い合わせが殺到。「スフィア」330万円。

●C＋pod（超小型EV）（トヨタ自動車）

　全長2.5m、全幅1.3m未満と、超コンパクトな2人乗りの電気自動車（EV）。満充電からの一充電走行距離は150km、最高速度60km/hで、近所へ“チョイ乗り”したいシニア層の期待に応える。2021年12月からは一般向け販売（リース契約）がスタート。法人・自治体向け販売「グレードX」参考価格165万円。

●フードシェアリングサービス タベスケ（G-Place）

　売れ残りそうなもの、消費（賞味）期限が近い食品を飲食店などがネット上に出品し、一般の登録者が安価で購入するマッチングサービス。サービス利用料は自治体が負担、地域一丸となって取り組めるのが強みだ。現在は全国7市で事業展開し12トンの食品ロスを削減。