田代尚機のチャイナ・リサーチ

中国で住宅ローン支払い拒否が相次ぐ 不動産需要拡大政策に水を差す“爛尾楼”問題

「保交楼」を推し進めるとは、約束通りに物件が引き渡せるように働きかけるという意味である。これは“爛尾楼”を引き起こしているような不動産ディベロッパーに対して銀行を通じた金融支援を厚くすることに等しい。

 当局の必死の努力が逆に中国経済の問題点、景気回復の難しさをあぶり出している。

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(https://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も発信中。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。