吉田みく「誰にだって言い分があります」

第7波到来で「夏休みの旅行」めぐり家庭内で意見対立 「一人で留守番」の妻の嘆きも

旅行延期の提案が、「一人で留守番」する羽目に(イメージ)

旅行延期の提案が、「一人で留守番」する羽目に(イメージ)

こんな「一人の時間」は望んでいない

「家族が盛り上がっているところに言い出しにくかったのですが、旅行の延期を切り出しました。そうすると、『また我慢しなくちゃいけないの?』と、夫と子供は不満げな顔。その後はお互い一歩も譲らず話し合いは平行線でしたが、ついに夫が『じゃあママだけお留守番したら? 前から“一人の時間が欲しい”って言ってたし、ちょうどいいと思う』と言い出したんです。そうしたら子供たちも大喜び……。私はショックでした」

 思ってもいなかった方向に話が進んでしまい、さらにモヤモヤしたというケイコさん。以前から「一人の時間が欲しい」と夫に伝えてはいたものの、こういった形で一人になるのは違うと思ったそうだ。だが話はどんどんと進み、いつの間にか夫はケイコさん分の予約をキャンセルしてしまった。

「夫は、『早くしないとキャンセル料もかかっちゃうしね』と、私との話し合いをちゃんとしないうちにキャンセルしたんです。息子たちも、『ママ、一人の時間楽しんでね』と……。

 夫と息子たちが旅行に行っている間、車は乗って行ってしまうので使えない。かと言って一人電車で都心に出かけるのは感染リスクが高そう。『一人の時間』を与えてもらったけれど、結局は溜まった家事をして時間が過ぎるだけになりそうです。

 こんなことになるくらいなら、夫と最後まできちんと話し合うべきだったと反省しています……。まるで、コロナがきっかけで家族がバラバラになっていくような気持ちです。せめて、夫と息子たちには感染対策グッズを多めに持たせて、旅行に送り出したいと思います」

 長引くコロナの感染拡大。3度目の夏ということもあり、旅行を計画する人もいれば、慎重になっている人もいて様々なようだ。今回のケイコさんのケースのように、家族であっても考えが異なる場合があるため、きちんと話し合うことが大切になる。旅行をする際は感染対策が行われている施設を利用するなど、意識したうえで楽しんでほしい。

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