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【ドル円週間見通し】金利先高観を背景にドル買いは継続か

・9月5日-9日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)8月ISM非製造業景況指数 6日(火)午後11時発表予定
・予想は、55.2
 参考となる7月実績は56.7で6月実績を上回った。物価上昇圧力が多少緩和したことが要因。8月については、ガソリン価格の下落は好材料だが、人員や資材の不足が解消されていないこと、インフレが引き続きサービス業の障害になっていることから、7月実績を下回る可能性がある。

○(米)7月貿易収支 7日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、-701億ドル
 参考となる6月実績は-796億ドル。輸出が伸びたことから赤字幅は縮小。7月については世界経済の減速やドル高の影響で輸出の大幅増加は期待できないが、輸入額の減少が予想されており、赤字幅は6月との比較で縮小する可能性は高いとみられる。

○(日)4-6月期国内総生産改定値 8日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率+2.9%
 参考となる速報値は前期比年率+2.2%。ソフトウエアを除く全産業の設備投資額は4-6月期が前年同期比+3.5%だった。改定値ではこの数値が反映されることから、速報値+2.2%から上方修正される見込み。

○(欧)欧州中央銀行理事会 8日(木)午後8時45分結果発表予定
・予想は、0.50ポイントの追加利上げ
 8月のユーロ圏消費者物価指数は前年比+9.1%、同コア指数は+4.3%でいずれも市場予想を上回った。ユーロ安やエネルギー価格の高止まりなどの影響で高インフレの状態が続いており、0.5ポイント以上の大幅追加利上げが決定される可能性が高まっている。

○その他の主な経済指標の発表予定
・5日(月):(中)8月財新サービス業PMI、(欧)7月ユーロ圏小売売上高
・6日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表
・7日(水):(中)8月貿易収支、(豪)4-6月期国内総生産、(欧)4-6月期域内総生産確定値、(加)カナダ中央銀行政策金利発表
・8日(木):(日)7月経常収支、(豪)7月貿易収支
・9日(金):(中)8月消費者物価指数、(加)8月失業率

【予想レンジ】
・138円50銭-141円50銭

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