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家計

【細野真宏氏が教える賢い家計管理術】家計を圧迫する通信費を大幅に安くする方法

通信費の見直しは、家計改善の効果が高い(写真:イメージマート)

通信費の見直しは、家計改善の効果が高い(写真:イメージマート)

 給料は上がらないけど、物価が上がるばかりの今。一体どうやって家計をやりくりすればいいのだろうか。『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』の著者で、家計管理のプロである細野真宏氏が消費者代表のくまちゃんとの会話形式で解説。前回は“サブスク”に関する節約術を紹介したが、今回は“通信費”について紹介する。【全4回の第4回。第1回から読む

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くま:あっ、でもサブスクを使っていない場合は、この物価高の状態で、どこを見直せばいいのかな?

細野氏:この「物価高」の状態でも食べないといけないし、「生活費」を見直すのは、それほど大きな効果は見込みにくいんだよ。だから、「サブスク」の時と同様に「固定費」を見直していくのが一番効果的だね。

 中でも近年は「通信費」が家計を圧迫するようになってきているから、「通信費」の見直しが重要になるんだよ。特に「携帯電話」はみんなが持つようになってきているから、この「携帯電話代」を見直すことが一番やりやすいだろうね。しかも、「携帯電話」は、かなり頻繁にCMで目にする機会が増えているよね。まさに、これは「競争の激しさ」を表しているんだよ。

くま:CMの多さは競争の激化を示していたのか。競争によって利用者にとっては良い状況が生まれている、ということなのかな?

細野氏:まさにそういう話で、この状況を利用するのが、「急激な物価高」の中で、家計をコントロールする上で重要な方法となるんだ。

 大きな流れとしては、新たに登場した楽天モバイルがNTTドコモやソフトバンク、auの大手3社に負けないように魅力的なサービスを打ち出すようになっているんだよ。そして、それに負けないように、大手3社も似たようなサービスを打ち出したりしている状況なんだ。さらには、中小の携帯電話会社も、大手に負けないようなサービスを打ち出したりしているんだよ。

通話料金を無料にする方法

くま:なるほど。そこまで凄い競争があるんだね。それなら具体的に、どこに注目すれば良いのかな?

細野氏:「携帯電話」に関して、最も料金がかかっているのは、高い「通話料金」だよね。だから「通話料金」に着目することで、家計の負担を一気に下げることが可能になるんだ。まず「通話料金」で安いのは、「LINE」同士の通話だと無料になるのが有名だよね。だから「LINE」でやり取りをしている親しい間柄の場合には、「LINE」の電話を使えば、基本的には「通話料金」がかからずに済むことになるんだよ。

 そんな中、楽天モバイルの場合は「楽天リンク」というアプリがあって、それを使って電話をすれば、他社への携帯電話でも、固定電話でも、基本的に何時間話しても国内通話は無料になるんだ。

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