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【ドル円週間見通し】上げ渋りか 日本の円買い介入も警戒

・10月3日-7日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)日銀短観7-9月期調査 3日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DIは+11
 参考となる4-6月期実績は+9で1-3月期との比較で5ポイント悪化。資源価格の高騰や中国・上海の都市封鎖による部品不足が製造業の景況感を悪化させた。7-9月期については、資源高と円安の進行による原材料コストの増加が企業収益を圧迫しているが、価格転嫁の動きも出ていることから、DIは若干の改善が予想される。

○(米)9月ISM製造業景況指数 3日(月)午後11時発表予定
・予想は、52.2
 参考となる8月実績は52.8。雇用と新規受注は回復。仕入れ価格指数は低下し、2020年6月以来の低水準。物価上昇圧力は緩和し、インフレがピークを越えた可能性を示唆した。9月については、サプライチェーンは改善しつつあるが、新規受注は弱含みとなる可能性があることから、8月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)8月貿易収支 5日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、-677億ドル
 参考となる7月実績は-706億ドル。輸出増加で赤字幅は縮小。サプライチェーンの混乱が一部解消し、自動車や産業機械、通信機器などの出荷が増えた。8月については、消費財の輸入は増加する可能性があるものの、輸出は総じて順調に推移するとみられており、貿易赤字は7月実績を下回る見込み。

○(米)9月雇用統計 7日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+25.0万人、失業率は3.7%
 労働力の供給が高水準を維持することは難しいため、9月の非農業部門雇用者数は8月実績を多少下回る可能性が高い。失業率については、労働参加率の上昇が予想されることから、8月実績と同水準になるとの見方が多い。

○その他の主な経済指標の発表予定
・4日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表
・5日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(米)9月ADP雇用統計、(米)9月ISM非製造業景況指数
・6日(木):(欧)8月ユーロ圏小売売上高
・7日(金):(独)8月鉱工業生産

【予想レンジ】
・142円50銭-146円50銭

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