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マイナカードと保険証・免許証の一体化方針に不安の声 「紛失・再発行時の本人確認書類どうするの?」

マイナンバーカードと健康保険証の一体化のメリットとデメリットとは?

マイナンバーカードと健康保険証の一体化のメリットとデメリットとは?

紛失して再発行する際の本人確認書類はどうなるの?

 不動産業界で働く40代女性・Bさんは、財布を失くしたことがある経験から、マイナンバーカードを持ち歩くのが不安だという。

「マイナンバーカードに健康保険証と運転免許証が一体化されたら、紛失時が怖すぎます。以前財布を落としたことがあるのですが、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許証、健康保険証などを丸ごと失った時の絶望感たるや……。当時は昔のパスポートが家にあったからそれを本人確認書類としていろんなカードの再発行に利用できましたが、最近のパスポート(2020年2月4日以降発行)には住所記載欄がないため、身分証明機能が弱くなった。

 もしマイナンバーカードを紛失した場合、今なら運転免許証が別にあればカード再発行の手続きもスムーズにいくと思いますが、将来、一体化されたら、何をもって本人確認書類とすればよいのか。そのうえ、再発行に1か月くらいはかかるようなので、その間の医療費支払いはどうなるのか。運転もできないということなのでしょうか。何でもかんでも一体化させればいい、というわけではないと思う」(Bさん)

デメリットよりもメリットに目を向けたい

 こうした不安の声がある一方で、一体化によるメリットに期待を寄せる声もある。IT企業に勤務する20代女性・Cさんは、こう語る。

「病院に行く時に健康保険証、レンタカーを借りる時に運転免許証を忘れたりすることもあるので、将来的にスマホに情報が集約されるようになれば、大歓迎です。健康保険証との一体化に伴い、受診歴が医療機関で共有されたら余計な検査も減ると思うし、いいことじゃないですか? マイナンバーカードに情報が集約されるのは不安面もありますが、それよりもこれからのメリットに目を向けたいと思います」(Cさん)

 マイナンバーカードへの情報の集約に、不安と期待が入り混じっているようだ。(了)

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