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“ビッグシトロエン復活”となるプレミアムサルーン「C5 X」 走ってわかる「唯一無二の存在感」

荷物の出し入れに便利なフロアレールを装備したトランク。奥行きもたっぷりとあり、その容量は545~1640Lとアレンジできる

荷物の出し入れに便利なフロアレールを装備したトランク。奥行きもたっぷりとあり、その容量は545~1640Lとアレンジできる

 この「唯一無二の存在感」を手にするにはベーシックな「シャイン」が484万円、試乗した「シャインパック」が530万円、そして間もなく上陸してくるプラグインハイブリッドモデルが636万円となっています。プラグインハイブリッドはさらに個性的な走りを披露してくれるはずですから、これを少しだけ辛抱して待つ手もあります。

 一方で国産車にもライバルとして気になる存在があります。トヨタ・クラウン・クロスオーバーです。スタイルもどことなく似ているのですが、こちらは定評のあるハイブリッドが605万円から。乗り心地も悪くありませんし、なによりトヨタのサービス網が控えています。特別にシトロエンファンということでもなければ、なんとも悩ましいところです。

【C5 X シャインパック】
全長×全幅×全高=4,805×1,865×1,490mm
最小回転半径:5.6m
最低地上高:165mm
車重:1,520kg
駆動方式:FWD
エンジン:直列4気筒DOHCターボ 1,598cc
最高出力:133kW(180PS)/6,000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,650rpm
WLTCモード燃費:未公表
車両価格:5,300,000円~

【プロフィール】
佐藤篤司(さとう・あつし)/自動車ライター。男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書『クルマ界歴史の証人』(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

ステーションワゴンのようなサイドフォルムと2,785mmのホイールベースによって伸びやかなスタイルと、ゆったりとした居住性を実現している

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