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家計

元は無料だった“レジ袋の値上げ”に納得いかない利用者たち「これってエコなの?」

レジ袋の値上げに納得いかない利用者たちの声(イメージ)

レジ袋の値上げに納得いかない利用者たちの声(イメージ)

 2020年7月にレジ袋が有料化されてから約2年半。その間に食料品や日用品などの値上げラッシュが続いてきたが、その波はついに「レジ袋値上げ」にも及ぶ事態になった。スーパーやコンビニなどでは、原料価格高騰などを理由にレジ袋を値上げした店も出始めている。例えば、10月25日に値上げしたコンビニ大手の「ファミリーマート」では、大サイズと弁当用が3円から5円に、特大サイズが5円から7円に価格改定された。他の小売店でも、1~2円程度の値上げに踏み切る店は徐々に増えている。

 1枚1枚の値上げ額は少額だが、30~50%程度の大幅値上げになる。環境配慮のためと理解しながらも、元は無料だったレジ袋の値上げに複雑な気持ちを抱いている人も少なくない。利用者たちの本音を聞いた。

ホームセンターでまとめ買いする予定

 40代主婦・Aさんは、レジ袋をいつも買っているため、「有料化の次に、まさか値上げされるとは……」と嘆息する。

「近所のスーパーやドラッグストアで、数か月の間に、レジ袋を1円や2円値上げするところが出てきました。値上げラッシュで少し敏感になっているのかもしれませんが、2年半前には無料だったことを考えると、何でこんな世の中になっちゃったのかなと複雑な気分です。地球環境に配慮しながら生きるって、お金がかかるんですね……」(Aさん)

 Aさんはレジ袋に関して、小売店で買い物の度に買うのではなく、ホームセンターなどより安いところでまとめて購入しようと考えている。

「レジ袋の値上げは、少額とはいえ、いい気分ではないですね。だから、会計時にその都度、レジ袋を買うのではなく、ホームセンターでレジ袋サイズのものをまとめ買いしようかと思っています。でも、それで私の節約につながるとしても、使うレジ袋の数量は変わらない。これってエコなんですかね……?」(Aさん)

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