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「すでに逆業績相場入り」の声も 株式市場の行方を4つの相場サイクルから読み解く

4つの「相場サイクル」とはどのようなものか(写真:イメージマート)

4つの「相場サイクル」とはどのようなものか(写真:イメージマート)

 2022年の年末を控え、値動き幅が大きくなっている株式市場。長期スパンでは今後の相場をどのように捉えていくとよいのか。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんが、今後の相場を読み解くうえでの一助となる「相場サイクル」について解説する。

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 12月に入り、米国ではCPI(消費者物価指数)の発表やFOMC(連邦公開市場委員会)、欧州ではECB(欧州中央銀行)理事会など、大きなイベントをいくつか通過しました。世界的にインフレ率が高い状況において、今後も利上げを継続する意思が示されたことで、株価はネガティブに反応。景気後退懸念もあって、先の見えにくい展開が続いています。

 株式投資において重要なのは、目先の株価に右往左往するのではなく常に少し先を考えながら、投資方針を調整していくことだと考えます。

 そこで参考にしたいのは「相場サイクル」です。今回は、基本的な4つの相場サイクルの特徴をおさえたうえで、「今はどのサイクルにいるのか」「次はどのサイクルか」について考えていきたいと思います。

4つの相場サイクルとは?

 株式市場には4つの相場サイクルがあるといわれています。

【1】金融相場(不景気→金融緩和)
【2】業績相場(金融緩和→業績回復)
【3】逆金融相場(景気過熱→金融引締)
【4】逆業績相場(金融引締→業績悪化)

 それぞれの特徴と直近の事例を見ていきましょう。

【1】金融相場とは

 金融相場とは、景気が悪い状態にあるとき、中央銀行が金融政策を緩和し、主に金利を下げることで、お金が市中に出回りやすい状態をつくっている相場を指します。金融緩和中は、市中に出回るお金の量が増えるため、株価が上がりやすい傾向があります。

 直近では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気悪化が懸念される中で、世界中の中央銀行が大規模な金融緩和を行いました。また、未曾有の危機ということで、財政政策でもさまざまな支援が実施され、大規模な資金が市中に流入しました。過剰流動性相場ともいわれ、株式市場にも資金は流れ込み、2020年中盤から後半にかけて、株価が大きく上昇しました。

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