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スマスロの“大本命機”登場が「パチスロ復活」の狼煙となるか 期待の一方で設置台数に課題も

パチスロ離れしたユーザーが戻ってくるか?(イメージ)

パチスロ離れしたユーザーが戻ってくるか?(イメージ)

 メダルを使用しないパチスロ機「スマートパチスロ」(通称・スマスロ)のホールデビューから約1か月。出玉性能が制限された6号機時代に突入し、ユーザー離れに苦しんでいたパチスロ業界だが、出玉性能が高くなったスマスロの登場で“パチスロ復活”を期待する声も多い。

 11月21日にホールデビューしたスマスロは、『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』(SANKYO)、『Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!!』(オリンピア)、『スマスロリノヘブン』(山佐)の3機種。このうち、『ヴァルヴレイヴ』と『バキ』については、出玉爆発力の高さが特徴的だ。パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が説明する。

「パチスロの6号機以降では、一撃で獲得できる出玉の上限が2400枚までという制限があり、6.5号機で“差玉で2400枚まで”に緩和されました。スマスロについても、基本的には“差玉で2400枚まで”という点は変わりません。しかし獲得出玉が上限に達した後、AT(アシストタイム)など、出玉が増える状態に移行するチャンスゾーンのようなものがあり、結果的に2400枚以上の出玉を獲得できる仕様になっています。『ヴァルヴレイヴ』と『バキ』については、一撃で数千枚以上獲得するといったことも珍しくなく、6号機時代とは比べ物にならない出玉の爆発力を持っています。

 しかし、『ヴァルヴレイヴ』と『バキ』は、その分大きく負ける可能性もあり、1日で10万円近く負けることも。そういう意味で、これまでの機種と比べて射幸性が高い機種であることは間違いないのですが、大勝ちする“夢のある機種”として人気となっています。

 6号機時代になってパチンコに流れていったユーザーが、出玉規制が緩和された6.5号機と、その6.5号機よりも爆発力のあるスマスロの登場で、パチスロに戻ってくるケースも多いようです」

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