中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

日経新聞の「風呂なし物件が若者に人気」記事に批判が殺到するワケ

 そして今回紹介されたのは、「風呂なしだが、銭湯で交流」という新しいスタイルです。というか、日本が裕福ではなかった1960~1970年代のライフスタイルに戻っただけでは……。あと、この手の物件に住むと「『めぞん一刻』みたい!」「『神田川』の世界だね!」とポジティブに捉える人もいますが、全然そんなことはありません。私が住んでいた風呂なしアパートには、貧乏な男が8人ほど住んでいて、挨拶も一切しなければ、少しでも音を出すと壁をバンバンと叩かれるような殺伐とした空間でした。やはり日経のこの記事、風呂なし物件を美化し過ぎているように感じてしまいます。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『よくも言ってくれたよな』(新潮新書)。

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