コロナ禍も影響し在宅ワーク市場にも変化が（イメージ）
物価高に円安、増税など、家計への打撃はいよいよ深刻だ。少しでも家計を支えようと、新たに仕事を始めたいと考える主婦もいるだろう。では、主婦が再就職する場合、どんな仕事が“狙い目”なのか──。
コロナ禍によるリモートワークの普及により、女性の仕事として在宅ワークの人気が高まっている。
在宅ワークには、企業の正社員として就職し、在宅で業務をする働き方と、フリーランスとしてクライアントから業務委託される方法がある。後者の案件を多く紹介する「キャリア・マム」の代表取締役・堤香苗さんは、在宅ワークの傾向をこう話す。
「2018年に会社員の副業が解禁になり、さらにコロナ禍でリモートワークの環境も整ったことから、主婦が主戦場だった在宅ワーク市場に、スキルを持った会社員も参入しています。募集は増えていますが、1つの案件に対する応募が増え、競争率は上昇傾向にあります」（堤さん・以下同）
当然、単価や報酬が高い案件は応募が多く、選ばれるにはスキルが不可欠になる。
「以前からある、数字や文字を打ち込む、いわゆる単純作業の案件は単価が低いままですが、動画を編集したり、IT技術を活用してわかりやすい資料を作るなど、スキルを使いながらセンスを発揮できる案件は、単価が高い傾向にあります。たとえば動画編集の場合、企業が消費者に訴求したいことを、30秒や1分以内にわかりやすくまとめる技術です。いかに視聴者を引き込むか、それができる人は、稼げるでしょう」
こうしたセンスを磨くには、スマートフォンで景色や家族などを動画に撮った際に動画編集アプリを使って編集するなど、日頃から練習しておくのもひとつの方法だ。
