日経平均株価が過去最高値を更新した日本株市場。トランプ関税の一定の決着によって先行き不透明感が薄れ、さらなる上昇に期待する株高ムードが色濃くなっているなか、投資の達人はどのような銘柄に注目しているのか。日米など世界の高配当株・増配株への投資で2億円の資産を築いた億り人のおけいどん(桶井道)氏は「さらに需要が伸びる半導体、水道インフラ、猛暑の3テーマへの投資が有望」と指摘する。
別記事『《億り人が解説》日本の株相場に「トランプ耐性」がついてきたなか、資産2億円のおけいどん氏が期待する「投資先として有望な3つの業界・テーマ」とは』で解説した内容を踏まえ、新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)が話題のおけいどん氏がいま注目する日本株の個別銘柄を紹介する。
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私は別記事「『米国企業抜きで日常生活を過ごせますか?』資産1.8億円の億り人・おけいどん氏が列挙する「米国株の強さ」の秘密 企業として、国として、市場として、独自の魅力が目白押し」などで「米国株は世界最強」と言ってきましたが、日本株のなかにも世界シェア1位など世界で戦える優良企業が存在します。
今後は、半導体、水道インフラ、猛暑の3つのテーマが有望だと考えています。それを踏まえて、私が注目している日本の成長株3銘柄を紹介しましょう。値がさ株が含まれますが、以前より投資家フレンドリーになった単元未満株の取引の活用も選択肢になりますので、ピックアップしました。
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【プロフィール】
桶井道(おけい・どん)/個人投資家(投資歴26年)・物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を100銘柄以上保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円とともに退職して自由となり、2025年7月には2億円に到達。著書に『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)、『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)など6冊。
おけいどん氏の新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』は、「投資×自己啓発×タイムリープ小説」で、巻末で優良41銘柄を分析して紹介。「小説だから楽しみながら読み進めていくうちに自然と投資モチベーションが上がり、この1冊で投資の本質も理解できるでしょう。巻末で具体的な銘柄も解説しています」(おけいどん氏)