相場に眠る“10倍株候補”をどう見つけるか(写真:イメージマート)
株価が10倍になるような「テンバガー(10倍株)」を見つけるのは至難の業。歴戦の“億り人”たちは、そうした大化け期待株をどのように探しているのか。
まず、資産1.5億円超の「Bコミ」こと坂本慎太郎氏(こころトレード研究所所長)はタイミングが重要と説く。
「10倍株を狙うには、まず株価2~3倍を目指せるような材料やストーリーがあり、さらにそこから2~3倍を目指せるような銘柄を探す。つまり、3倍×3倍に上振れがあって10倍に達して不思議でない銘柄を探す。そのためには“初動”をとらえないといけない」
たとえば、坂本氏は昨今ブームのアサイーを輸入・加工販売するフルッタフルッタに昨年、目をつけた。当時は38円だった株価が今年8月には400円を超え、1年足らずでテンバガーを達成。
「そうした“初動”をとらえるには、次の3条件を当てはめる手があります。【1】今期20%以上の増益率、【2】今後3年間で60%以上の成長率、【3】PER20倍以下というもので、エフ・コードをはじめ別表の銘柄はいずれも3条件を満たします」
次のページ:テンバガー候補を手っ取り早く探し出す方法も
