10倍株の原石を見つけるために愛鷹氏が見ているポイントとは(イメージ)
会社員として働きながら、160万円の元手で資産4億円を築いた現役サラリーマンの個人投資家・愛鷹(あしたか)氏は、これまで98銘柄の「10倍株(テンバガー)」という驚異的な記録を達成し、「テンバガーハンター」の異名を取る。
愛鷹氏が初の10倍株を達成したのは2011年。2013年以降は毎年10倍株を手にし、2020年には1年間で19銘柄が10倍株を達成。2026年も1月21日にキオクシアホールディングス(東証プライム・285A)が10倍株入りするなど、14年連続、通算98銘柄(2026年1月下旬現在)でテンバガーを達成している。
同氏は10倍株に育つ銘柄を探す際、業績を見極めるために決算短信を活用しているというが、どの項目を重要視しているのか。チェックすべき項目と、その理由を愛鷹氏がわかりやすく解説する。
愛鷹氏が10倍株に育つ銘柄の見つけ方など自身の投資手法を説く著書『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より一部抜粋・再構成して紹介する。
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「決算を調べる」と聞いただけで、なかば反射的に「難しそうだ」とか「数字を見るのは苦手」と腰が引けてしまう人も多いようです。
学校で簿記を学んだり、仕事で経理や財務を担当したりするなどしない限り、一般的には企業の決算内容に触れる機会はなかなかないでしょう。ひょっとしたら、自分が勤めている会社の決算にすら触れたことがない人が大半かもしれません。
そうした人でも、決算を高い壁のように感じる必要はまったくありません。そもそも私は「決算短信」を隅から隅まで目を通しているわけではありません。
業績にかかわる部分をパパッと見るだけなので、各業種の専門的な知識や簿記の知識がゼロでも、まったく問題ありません。
損益計算書や貸借対照表(PL/BS)を細かく読めるにこしたことはないと思いますが、私自身はこれまで専門的に学んだことはありませんし、これからも学ぶつもりはありません。そこに時間を割くなら旅に出て見聞を広げたい!と思う旅人気質で、あまり深く分析するのが苦手です……。
PL/BSを読解する領域まで手を伸ばして個別株を深掘りしはじめると、1銘柄の分析にかける時間が増えます。サラリーマンは、投資に割ける時間が大きく制限されるだけに、好物である決算短信を数多く読めなくなってしまいます。
