為替介入や利上げにも注意(左から片山さつき・財務大臣、植田和男・日銀総裁/時事通信フォト)
中東情勢など地政学的リスクの高まりで世界的なインフレが定着、日米の金利差からドル高円安が進み、そこに政府・日銀の為替介入もあって為替相場のボラティリティ(価格変動性)が高まっている。
『元手30万円からわずか3年でFIREを叶える爆益トレード 黄金のスキャルピングFX』の著者であるFX専業投資家・加藤ムネヒサ氏は、この先の為替相場をどう読み、どのような戦略を立てているのか。
ドル高円安基調が長期で続く
「基本は、現在のドル高円安基調が長期的に続くと考えておくのが前提だと思います。要因として米国経済の強さが挙げられます。AIをはじめ世界的に優良なトップ企業が何社もあり、当面は米国企業が強い。また相対的に金利は米国のほうが高く、日米金利差からもドルが強い。そして新NISAではS&P500やオルカンといった米国株中心の投資信託が人気で、これもドル買いを支えています」(加藤氏・以下同)
だからこそ加藤氏は中長期では「ドル買い」を中心に据えるが、気になるポイントとして「日銀の利上げ」を挙げる。
「原油価格の先行きも不透明ななかでは日銀も利上げしづらいとは思いますが、日米金利差の縮小に直結する日銀の動きは、慎重に見ていく必要があると思います」
日銀が政策金利を決める「金融政策決定会合」は6月15~16日、7月30~31日に開催予定。
「いずれも2日目の昼12時付近に会合の結果が発表され、15時30分から日銀総裁の会見が始まるため、この時間帯は要注目でしょう」
