ちょる子さんは「株価チャートを読むこと」を何よりも大切にしているという(イラスト:イメージマート)
投資で1億円以上の資産を築く“億り人”は、どういった方法で投資の知識を得て、自分に合う手法を探し出すのだろうか。資産4億円を築いたママ投資家・ちょる子さんも投資知識の“基礎固め”には時間を惜しまなかったというが、どんな勉強に励んでいたのか。新著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)より、一部抜粋・再構成して紹介する。
父の教えを破った「最初の戦略的判断」
「買った株は売るな」
そう繰り返す父の言葉が、私の耳に残っていました。しかし、当時の私は冷静に状況を分析していました。消費税増税が発表され、景気の先行きに不安を感じた私は、父に心の中で謝りながら、2018年10月にすべてのオリエンタルランド株を売却したのです。
これが、私の投資家としての「自立」の瞬間でした。
ちなみに、売却後に残った1584万円のことは、夫には内緒にしておきました。適応障害を克服した夫は当時、仕事に復帰したばかりで「自分で稼ぐんだ」と燃えていた時期です。
他の男たちと違って、私の実家の資産に目の色を変えなかったところが、彼と結婚した理由の1つであるものの、私が大金を得たことを知れば、夫のモチベーションを削いでしまうかもしれない……。そんな配慮から、私はたった1人、内緒で「億」を目指す「爆益への旅」をスタートさせたのです。
独学でつかんだ「投資の羅針盤」
オリエンタルランド株の売却で手にした1584万円に加えて現金400万円で、トータル約2000万円。それを守り、増やすために、私は本格的な勉強をスタートさせました。
まずは、あらためて『ダイヤモンドZAi』や『日経マネー』といったマネー誌を読み、双方で「買い」と紹介されていた銘柄──東京エレクトロン(8035)、川崎重工業(7012)、メタップス(6172)、Zホールディングス(4689=現・LINEヤフー)、J-POWER(9513)をリストアップ。日々の値動きをひたすら追いかける「ウォッチ」を開始しました。
当時はまだMRとしてバリバリ働いていた頃です。夜21時過ぎに会社から帰宅し、クタクタになりながらもYouTubeの投資系チャンネルを見て基礎知識を吸収する毎日。2018年当時は、いまほど投資コンテンツがあふれていませんでしたが、本質を突いた良質な情報が多かったように思います。
さらに、休日には東京ビッグサイトなどで開催される個人投資家向けのフェアにも足を運びました。たけぞうさんから「マクロ経済」を、相場師朗さんから「相場の読み方」を、守屋史章さんから「オプション取引」を――。そうした最前線で戦う投資家の言葉を必死にメモし、帰宅後に整理して自分の血肉にしていきました。
