「エターナルアミューズメント」の倒産理由とは(イラスト:イメージマート)
ゲームセンターの運営等を全国展開していた「エターナルアミューズメント」(2007年設立)。最盛期には直営店とゲーム機などのレンタル設置店を合わせて全国1200拠点を展開し、売上高は80億円に達した。しかし、コロナ禍が到来した2020年、業績悪化で資金繰りに行き詰まり事業を停止。同年4月に東京地裁に破産を申請した。負債総額は84億円の大型倒産で、当時は「東京初のコロナ関連倒産」などと報じられた。
だが、元代表取締役の藤澤義仁氏(50)は「コロナが経営破綻の直接原因だとは全く考えていない」と語る。
「たしかにコロナ禍は、最終的に事業継続を断念するきっかけにはなりました。しかし、それが直接の要因で、業績が急激に悪化したわけではないのです。実際には、2019年秋の消費増税の影響などで店舗の売上が目に見えて落ち込んでおり、コロナ禍前から事業はすでに非常に厳しい状況でした。
そこに追い打ちをかけるように、緊急事態宣言による外出自粛の呼びかけが始まり、当社の機器が入居している商業施設が閉鎖されるなどしました。すでに厳しい状況のなかで、完全に収益の道を断たれたことが、最終的な決断のきっかけになったという認識です」(藤澤氏・以下同)
会社の規模だけが独り歩き
倒産に至る直接の理由は、「会社の外部ではなく内部にあった」と率直に振り返る。
