AI・半導体関連銘柄から資金が動く可能性も(写真:イメージマート)
半導体メモリ大手のキオクシアホールディングスは、上場からわずか1年半で株価が70倍に急騰したことで注目を集めた。だがその後は急落し、一時は高値の3分の1以下の水準にまで落ち込んだ。そうしたAI・半導体関連銘柄の激しい値動きを踏まえ、次に物色されそうなのはどのような銘柄か。資産10億円超を築いた投資家に聞いた。
資産10億円超の個人投資家のかんちさん。元消防士で投資歴40年以上、保有銘柄は600超に及ぶ。かんちさんは、AI・半導体相場が一巡した後は好業績株やバリュー株を経て、優待株・高配当株に資金が回帰するとみている。近年は魅力のある配当・優待株も目立ってきているという。
低PBR是正・プライム残留が生んだ優待拡充ラッシュ
「新NISAの影響で個人株主が増えているとされるなか、個人株主の多さで知られているのがNTTですね。株式分割によって買いやすくなり、配当利回りが高く、条件付きではあるものの株主優待がもらえる。他にも株主優待があるイオンやソフトバンクとかもそうですね。
最近は優待の拡充も多い。株価が低いために時価総額が会社の保有資産に比べて安い“低PBR(株価純資産倍率)”を東証が是正するように求めていることや、プライム市場の残留がかかった銘柄が時価総額や流通時価総額を上げるために優待を新設することでの拡充が多かった」(以下、「」内のコメントはかんちさん)
ただ、単純に優待だけを重視するのも少し違っているとかんちさんは付け加える。
【プロフィール】
かんち/元消防士の専業投資家。投資歴は40年以上で、長期分散投資により保有銘柄は600を超え、資産は10億円を突破している。ポートフォリオ(資産割合)は「高配当株5、優待株3、成長株2」。年約3000万円の配当金収入に加え、優待株では金額換算で年約120万円分の優待品を手にしている。
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