夫の発言に納得がいかない(写真:イメージマート)
共働き世帯が増えるなか、妊娠・出産に関するお金の問題ですれ違いが生じる夫婦も少なくない。前回記事では、つわり中のデリバリーサービスやタクシー代などで、仕方なく生活費が高騰するなかで、夫の“無神経発言”にいらつく妊婦たちの本音を取り上げた。
しかし、金銭感覚をめぐるモヤモヤは、マタニティ用品やベビー用品など、産後の子育て期にも続くケースがある。出産を機に夫婦間の金銭感覚のズレを意識するようになった女性たちの本音をレポートする。【妊娠・出産をめぐる夫婦の金銭感覚のズレ・全3回の第3回】
「マタニティ用品は自分のお金で買って」
都内で働く会社員の女性・Aさん(34歳)は、2年前に結婚し、共働きで家計を支えている。第一子の妊娠中、体形の変化に合わせてマタニティ用の下着やレギンス、妊婦帯などを買い始めた際に、夫とすれ違いが起きたという。
「一つひとつは何千円程度ですが、妊娠週数が進むにつれて体型も変わりますし、徐々に必要なものが増えていくんです。あるとき夫に、『こういうのも妊娠に必要なものだから、共通財布から出していいよね?』と聞いたんです」(Aさん)
すると、夫から返ってきたのは「でも、それ俺は使わないしなぁ」という言葉だった。
「確かに着るのは私だけです。でも、好きでマタニティ用品が必要になったわけじゃない。2人の子どもを妊娠して身体が変わったから必要なんです。出産で手出しが増えるかもしれないから、“お互い少し節約しよう”と話していたんです。
でも、ファッションにこだわりがある夫は、出先で気軽に衣服や2万円近いスニーカーを買うし、ソシャゲにも課金しているんです。それについて問うと、『でも、これは俺の小遣いだから』って……。彼にとっては、私のマタニティ用品も『自分の小遣いで買うもの』なのかと、納得できない思いでした」(同前)
