大規模再開発で渋谷の魅力が変化(写真:イメージマート)
渋谷駅前では大規模な再開発工事が続いている。渋谷ヒカリエ、渋谷ストリーム、渋谷フクラス、渋谷スクランブルスクエアと次々と大型複合施設が誕生しているが、そうしたなかで「街の魅力が落ちた」という声も聞こえてくる。何がそうさせたのか。不動産事業プロデューサーで、『街間格差』(中公新書)の著者・牧野知弘氏(オラガ総研代表)が鋭く指摘する。
「100年に1度」の再開発なのに「プロでも迷子」
地下化された東急東横線の渋谷駅上に渋谷ヒカリエが開業し、旧東横線線路上に渋谷ストリーム、東急プラザ渋谷跡に渋谷フクラス、そして渋谷スクランブルスクエアと、渋谷駅周辺は「100年に1度」と言われる大規模再開発の真っ只中にある。当初は2027年の全体完成とされていたが、東急系の一部開発が止まったこともあり、「2030年以降も続く」と牧野氏は見ている。
だが、この壮大な再開発が渋谷の「街としての魅力」を高めているかと言えば、牧野氏は首を横に振る。
「渋谷だろうが八重洲だろうが、デベロッパーが作るものはみんな同じ。テンプレートなんです」(牧野氏、以下同)
東横線地下化が引き起こした「百貨店消滅」の連鎖
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【プロフィール】牧野知弘(まきの・ともひろ)/東京大学経済学部卒業。ボストンコンサルティンググループ、三井不動産などを経て独立。オラガ総研代表取締役としてホテルなどの不動産事業プロデュースを展開する。著書に『街間格差』(中公新書)、『外国人不動産問題』(祥伝社新書)などがある。
