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「クサイ飯」は過去の話? 令和の刑務所の「食事」「作業」「衣服」はどうなっているか

パジャマ、運動着、居室着、作業着が貸与される。一般作業時はグリーンの衣服で、講師などの補助を務める受刑者は赤い帽子をかぶる(写真提供/喜連川社会復帰促進センター)

パジャマ、運動着、居室着、作業着が貸与される。一般作業時はグリーンの衣服で、講師などの補助を務める受刑者は赤い帽子をかぶる(写真提供/喜連川社会復帰促進センター)

下着も支給されたものを着ける

 入所したら私服はすべて脱いで、下着まで支給されたものを身に着ける。衣服は洗濯係の受刑者が定期的に洗い、乾燥させ、畳んで返してくるので清潔だが、よく見ると、長年の使用で全体的に毛羽立ち、古びていた。作業で腕などにけがをしないよう、部屋着も作業着も長袖だ。

●喜連川社会復帰促進センター
 定員は男性受刑者が1906名、女性受刑者が50名の1956名。刑期8年未満の受刑者を主に収容。施設敷地面積は425.891平米(東京ドーム約9個分)。職員は397名(支所を含む)。2021年末のデータによると、受刑者の罪状は、窃盗約30%、詐欺約21%、薬物事犯約12%、傷害約3%、強盗約3%、その他、交通事犯者や性犯など。

【プロフィール】
オバ記者こと野原広子(65才)/空中ブランコ、富士登山など体験取材を得意とする。

※女性セブン2023年3月23日号

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