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大人になって「人見知り」を克服した人たちの気づき 「無理に自分から話そうとしなくても大丈夫」

仕事で実績をあげても昇給できない

 飲料メーカーで働くMさん(40代/男性)は、団体行動がとことん苦手で超マイペースなタイプだった。だが、学生時代はそれで通用しても、社会人になるとそうはいかなかった。

「自分は学生時代から一人でいるのが好きで、同級生からもただ一人“さん付け”で呼ばれていたぐらい浮いていました。友人関係が煩わしかったのもありましたが、実は極度の人見知りだったんです。

 社会人になっても“やることさえやっていればいい”と思っていて、職場の歓送迎会さえ出席しませんでした。しかし仕事で実績をあげても、なかなか昇級しません。結局、ちゃんと仕事をやっても人間関係を築くのが下手な人間は評価されにくいんだなと思いました」(Mさん)

 そこでキレたり、不貞腐れたりせず、冷静に自己分析したMさん。まずは、歓送迎会や飲み会に参加するようにした。

「思えば、全員が出席する飲み会に自分だけ出ないのは、それだけでケンカを売っているようなもの。黙って座っていれば誰かしら話しかけてくれますし、ニコニコと話を聞いているだけでも仲間として認知してもらえます」(Mさん)

 一口に人見知りと言っても色々なタイプがあるだろうが、一歩踏み出してみると、自分の世界は想像以上に広がるのかもしれない。(了)

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