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「ずっと待ってたのに…」初めて行った病院の“マイルール”を知らずに狼狽する初診患者たち

街の開業医の“マイルール”にはどんなものがある?(イメージ)

街の開業医の“マイルール”にはどんなものがある?(イメージ)

 健康維持に欠かせないのが病院だ。大きな総合病院や大学病院であれば、受付をしてから、診察、会計までの流れはどこも大差ないが、街なかにある開業医の場合、その病院ごとに“独自のマイルール”があることも少なくない。「かかりつけ医」が重視される昨今、病院独自のルールを知らずに戸惑ったという患者たちの声を集めた。

 総合病院の整形外科で持病のヘルニアの治療をしていたものの、なかなか症状が改善されなかったというのは、都内在住の自営業・Aさん(40代男性)。治療方針の変更を図るべく、自宅の近くにある開業医の整形外科に足を運んだ時のエピソードを振り返る。

「その整形外科医は、通常の診療のほかにリハビリというメニューがあって、2回目以降は基本的にリハビリ室で診てもらうことになるんです。初診のときは、普通に受付して診察してもらったんですが、リハビリメニューになると、受付してもらうだけでは施術してもらえない。受付後に、そのままリハビリ室の前にあるベンチで順番待ちをしなくてはならないんです。そして、自分の順番がきたらリハビリ室に入って、施術してもらう、という流れです。

 僕はそんなルールがあるとは知らず、受付後、普通に入口付近の待合室で座っていたら、まったく名前が呼ばれない。おかしいなと思いつつ、結局1時間くらい待ち続けていました。そうこうするうちに、診察時間が終わりそうになったところで、不審に思った受付の方に声をかけられて、そんなシステムになっていることを初めて知りました。最初に教えてもらわないとわからないですよね」(Aさん)

診察が終わっても会計をしてくれない?

 診察終了後、会計までの時間を無駄にしてしまったというのは、神奈川県在住の会社員・Bさん(50代男性)だ。

「電車で一駅の大学病院に通っていたんですが、移動が大変だなと感じるようになり、初めて近所の開業医に行った時のことです。

 今まで私が行ったことがある病院では、どこも診察後、待合に戻ると、そのうち名前を呼ばれて支払っておしまい、という感じだったので、同じように座って待っていたんだけど、まったく動きがない。患者さんがたくさんいたわけでもなく、全然忙しそうではなかったので、どういうことだろうと思いつつも、とりあえず待っていたんですが、まったく名前を呼ばれる気配がなかった。

 20分くらい経ったところで、私の後に診察を終えた患者さんが、受付に行って『会計お願いしまーす』と声をかけて、お金を払って帰っていったんです。自分で窓口に行って声をかけないと、会計をしてもらえないルールだったようでした。受付の女性もそこで初めて 『ずっと待っていたんですか? 終わったら“終わった”って言ってくださいね』と説明してくれました」(Bさん)

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