快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた

ブランド誕生60周年 ランボルギーニが予見していた「スーパースポーツカーの将来性」と新たな戦略

ランボルギーニは60周年を祝い登場したウラカンのリミテッドエディション3種(写真はSTO)。各モデル限定60台

ランボルギーニは60周年を祝い登場したウラカンのリミテッドエディション3種(写真はSTO)。各モデル限定60台

“無駄”や“ゆとり”がブランドを作る

 4月19日、ランボルギーニは上海モーターショーで、メーカーとして初のV型12気筒エンジンと3つのモーターを組み合わせた1015馬力のハイブリッドスーパースポーツカー(HPEV/高性能電気自動車)、「レヴェルト」をはじめ、魅力的なクルマをアジア太平洋地域でデビューさせました。レヴェルトはこれからのフラッグシップになるモデルです。この画期的なリリースと並行して後輪駆動の V10ウラカン・テクニカ、スーパーSUVのウルス・ペルフォルマンテも並んでいました。

 これまで、燃費のことよりも「とにかく高性能」といったイメージのあったメーカーが、持続可能性への取り組みにおいて、さらに重要な一歩を踏み出し、スーパースポーツカーの世界を今後もリードしようという決意を示したわけです。まさに60周年を祝うかのように華やかな発表イベントになりました。

 2021年に近未来の戦略を発表したランボルギーニ。その戦略は、2023年から全モデルのハイブリッド化を開始し、翌2024年に完了する、というものでした。ニューヨークでの北米プレミアム、そして世界最大規模のモーターショーの上海で、本格始動を宣言したわけです。当然、これも60年を迎えた節目の活動にあたります。

 実は海外だけでなく、日本でも記念イベントは行われていました。去る2月23日、三重県の鈴鹿サーキットにて、ランボルギーニ創立60周年を記念したイベント「ランボルギーニ・デイ2023」が開催されました。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。