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男女プロゴルファーの意外な収入格差 大会ごとの賞金総額は男子が上でも総収入は女子が多い現実

国内男子 賞金ランキング2022年度

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大会に出場しても赤字になることも

 そもそも日本のプロゴルファーは男女合わせておよそ1600名。そのうち賞金総額が大きいツアートーナメントに1年間の出場資格があるシード選手は男子65名、女子50名だけ。トーナメントの本戦出場枠は100~120名で、大半のプロゴルファーはツアーに参戦することすらできない。シード権を持たないプロは、残りの出場枠を目指してQT(クォリファイングトーナメント)と呼ばれる出場資格の順番を決める試合で成績を残すか、推薦枠を手に入れるしかない。

 QTは全国の地区予選を経て、ファイナルステージで上位40位前後までに出場資格が与えられるが、激戦を勝ち抜いてトーナメントに出場しても上位50~60人に入って決勝ラウンドに進まないと獲得賞金はゼロだ。

 また、大会に出場するだけでも、様々な経費がかかる。移動費、宿泊費、練習ラウンド代などは、すべて選手持ち。専属キャディを帯同すればスコアは伸びるが、宿泊費や食事代も含めて年間数百万円の経費がかかる。シード権を持たない賞金ランキング100位以下の選手は、大会に出場できる保証がないうえ、運よく大会に出場しても赤字となる場合もあるのだ。

 さらに男女間でも格差がある。一大会の賞金総額は男子より女子のほうが平均すると安い傾向にあるが、女子プロの大会数は男子プロの約1.5倍。さらに女子の大会はテレビの視聴率も高く、帽子やウエアに企業名を貼り付けた個人スポンサーも多くなる。結果、女子プロの大会への出資が増え、トータルの収入では女子のほうが圧倒的に高い。

 レッスンを行うティーチングプロに転向した場合も、ゴルフを習うおじさんたちは、こぞって女子プロに群がる。ここでも悲しい男女の格差が出てしまうのだ。

※『マネー格差の天国と地獄』(ニューノーマル研究会編・小学館)を元に構成

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