家計

「払った利息だけで2.6億円」 漫才コンビ「かつみ・さゆり」のさゆりが告白する明るい借金生活、完済のめどは80才頃

多額の借金を抱えながらも明るく生きてきたさゆりさん

多額の借金を抱えながらも明るく生きてきたさゆりさん

 物価高の波が押し寄せるなか、貯金もできず、毎月の生活で精いっぱいという人もいるかもしれない。しかし、経済的に苦しい状況あっても、楽しく生きる女性たちは少なくない。お笑いタレント、漫才コンビ「かつみ・さゆり」(・=ハートマーク)の「・さゆり」(53才、・=ハートマーク、以下、さゆり)も、多額の借金を抱えながらも明るく生きてきた。さゆりに、借金生活からの脱出ヒストリーを聞いた。

 さゆりの借金返済人生は20才頃から始まった。交際相手で後に夫となるかつみ・(60才。・=ハートマーク、以下、かつみ)が信用取引に失敗し、1億7000万円の借金を背負ったことがきっかけだ。当初は支払先が43件もあり、郵便受けの中はいつも、督促状でいっぱいだったという。

借金返済もゲーム感覚で楽しんだ

 返済が始まって1年、ふたりともほぼ寝ないで毎日働いていたのだが、ふと、誰にいくら返しているのかわかるように、縦軸に支払先を、横軸に12か月分のマス目を並べた表を作成したという。

「この『借金早見表』を作ってからは滞納状態がひと目でわかり、支払先の優先順位をつけられるようになりました。返済が終わったら花丸をつけるんですが、これが増えるとうれしくて、返済がゲーム感覚になっていきましたね」

 借金返済を始めて6年、26才のときにかつみと結婚するが依然、水道光熱費も払えない日々。それでも、今日はどんな“ゼロ円ご飯”を作るか、ゲームのように楽しんだ。

「“冷蔵庫に余っているこれと、調味料はこれ。はい作って~”と大喜利のように、料理をしていました。タダでもらってきた大根の葉を、ごま油と砂糖としょうゆで炒めたり。これ、すごくおいしいご飯のお供になるんですよ」

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