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レンタル市場縮小でもリユース事業が急拡大 ゲオHDはいかにして「主力事業の大転換」を成功させたのか

リユースのスマホ・タブレット端末で圧倒的なNo.1を目指すという(2023年3月期決算説明資料より)

リユースのスマホ・タブレット端末で圧倒的なNo.1を目指すという(2023年3月期決算説明資料より)

レンタル事業も「続けていく」と回答

 ゲオホールディングス広報課に業績好調の理由を聞くと、次のような回答だった。

「物価高の生活防衛手段としてのリユース需要の高まりに加え、リユース購入への抵抗感が薄くなる意識変化により2nd STREETの売上好調が続きました。また、家庭用ゲーム機『PlayStation5』本体の供給改善やスマホ・タブレット等の通信機器のリユース商材の好調も業績好調に起因しています」

 やはりリユース事業が大きな柱となっているようだ。その一方で、音楽・映像レンタル市場は規模がどんどん小さくなっているものの、そこにおけるゲオのシェアは37.5%(2012年)から54.8%(2022年)へと大きく増えているというポイントもある。レンタル事業の位置づけについて、同社の広報部は次のように説明する。

「レンタル事業について、お客さまに利用いただき収益を上げ続けられる限り、続けていく所存です。レンタル市場は縮小傾向も、トップシェアを一段と盤石なかたちとなりつつあります。トップシェアを背景とするレンタル目的の来客に加え、強化商材を目的とした来客に対してもレンタルの訴求を行うなどしてレンタルの収益を最大化し、レンタルを主要な収益源として大事にする方針に変更はありません。また、レンタルは継続しつつもスペースを効率化し、リユーススマホや家電・日用品など新たな商材を導入しています。さらに、ゲオは生活向上に役立つ各種グッズをオリジナルブランドとして積極的に展開していきます」

 激しい企業同士の競争のなかでも、「変化できるものが生き残れる」ということなのか。(了)

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