家計

“節約のプロ”漫画家・おづまりこ氏が「1000円の使い方」を考えた末に行き着いた「年200万円」生活

漫画家・おづまりこさんは心の余裕を持つために「月1000円のごほうび」を実践しているという(イメージ)

漫画家・おづまりこさんは心の余裕を持つために「月1000円のごほうび」を実践しているという(イメージ)

 6月から電気料金が値上げされるなど、値上げラッシュは終わらない。だからこそ、節約を意識したお金の使い方が重要となる。『おひとりさまのゆたかな年収200万生活』『わたしの1ヶ月1000円ごほうび』などのヒット作がある漫画家のおづまりこさんは「昔はお金の使い方があまりうまくなかった」と振り返る。

「ライブや映画、観劇など、自由にできるお金の7割は『娯楽』に使っていました。食生活も乱れていたし、インテリアや洋服にもお金をかけられなかったんです。働くための刺激になる“カンフル剤”として娯楽は必要でしたが、自分の暮らしを豊かにするための“投資”ができていなかったと思います」(おづさん・以下同)

 漫画家を目指して上京するも芽が出ず、派遣社員として働いていたおづさんは、派遣の仕事を失って崖っぷちに立たされてから、節約を真剣に考えるようになった。

 いまでは“節約のプロ”になったおづさんは「がんじがらめにならず、節約を楽しめるくらいの気持ちの余裕と、節約する目標を明確にするのが日々のお金の使い方のコツ」と語る。心の余裕を持つために実践しているのが「月1000円のごほうび」だ。

「意識しないとすぐになくなってしまう金額だからこそ、“1000円でこんなこともできるんだ!”という喜びが感じられる使い方をするようにしています。ある月は1000円で2種類のバターを買って食べ比べをしました。リッチなバターしょうゆご飯が絶品で(笑い)。最近ではシャトレーゼで1000円分お菓子を買ってみました。かごいっぱいに選べるのが楽しかったですね!」

「たかが1000円」だからこそ、自分が心から楽しめることを探して使うのを繰り返すことで、少しずつ「自分にとって、本当にお金をかけるべきこと」「生き生きと暮らすために必要な金額」が見えてきたという。

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