住まい・不動産

高級別荘地・軽井沢の景観を守るための“街のルール” ビル・ゲイツ氏の豪邸は物議、新たな富裕層参入で軋轢も

ビル・ゲイツ氏の別荘とされる豪邸。地下3階まであるとも(撮影/太田真三)

ビル・ゲイツ氏の別荘とされる豪邸。地下3階まであるとも(撮影/太田真三)

物議を醸したビル・ゲイツ氏の豪邸

 だが、なかには“新参者”が抜け道を探すケースもある。2021年にはビル・ゲイツ氏が6600坪の敷地に巨大な屋敷を建て、“軽井沢ルール”に反していると物議を醸した。

「一応、建物は2階建てですが、地下2階か3階になっている。木を大量に伐採し、山を切り崩しているので、自然の保護とはほど遠い。軽井沢は浅間山の噴火で木を失ってから、100年たってようやくいまの状態に回復してきたんです。その木をバッサリ切って芝生を植え、ビバリーヒルズのような豪邸を建てようとするのは考えものです」(前出・役員)

 加えて近年では、投資やITで儲けた新たな富裕層が軽井沢に流入して雰囲気が大きく変わり、軋轢も生まれてきているという。

「リモートワークの影響もあって、軽井沢にも新たな風が吹いています。自然を大事にしながら、新しい事業を立ち上げようとする人もいれば、都会の利便性重視の生活をそのまま持ち込もうとする人もいる。軽井沢の自然環境や景観を守るための“軽井沢ルール”をよく理解してほしいです」(前出・役員)

 地元の住民によれば、ルールから逸脱した生活をする人たちは“タワマンに帰れ”と言われてしまうこともあるそう。一般庶民が決して知りうることのない厳格なルールには、「いまの環境を守りたい」という“持てる者”たちの、切なる願いがある。うらやましいと感じたならば、住民の資格アリということかもしれない。

※女性セブン2023年6月15日号

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