ライフ

「トラブルになるのが面倒…」 電車やバスの「優先席」が空いていても座らない人たちの言い分

優先席が空いていたら座る?座らない?(イメージ)

優先席が空いていたら座る?座らない?(イメージ)

 電車やバスなどに乗った際、“優先席”が空いていたら、あなたはそこに座るだろうか? 大概の場合、「お年寄りの方、からだの不自由の方、乳幼児をお連れの方、妊娠している方におゆずりください」と書かれていることがが、そうした“譲る対象”がいない場合、はたして座ってよいものか悩む人もいて、ちょっとした話題になっている。

 発端となったのは、ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使によるツイッターの投稿(6月18日)だった。大使が電車の優先席に座った写真を投稿したところ、「優先席に座っていることに関して注意を受けた」という。「空いている席に座ることに何ら問題はありません」としたうえで、「大切なのは、必要とする方が来たときに率先して譲る精神です」と呼びかけた。

 この投稿は、いいねが10万以上つくほど話題になった。SNSでは優先席をめぐるトラブルがたびたび報告されているため、今回の投稿にも多くの人たちが関心を寄せているようだが、実際電車やバスに乗る人たちは、優先席についてどう思っているのか。優先席に座る人/座らない人にそれぞれの主張を聞いてみた。

ぎっくり腰の時に「若いのに座るんじゃねえ」と言われ…

 IT企業に勤務する20代女性・Aさんは、優先席について「空いていても座りたくない」という。そう思うようになったきっかけは、以前高齢男性から言われた言葉だった。

「ぎっくり腰になった時のこと。電車に乗ったとき、小さな揺れがものすごく響くんです。あまりにつらく、かつ優先席が空いていたので、座ったんですよね。そうしたら、その後乗ってきた高齢男性が私の目の前に立って、『ここは優先席だぞ、わかってるのか?』『若いのに座るんじゃねえ』などと嫌味を言われました。私は妊婦でもないし、そう言われると面倒になって、もう電車を降りてしまいました。正直“ぎっくり腰マーク”がほしかったです……」(Aさん)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。