投資

新NISAの出口戦略は「利益が出たら売る」 制度変更で“失敗を取り返すチャンス”も増えた

余裕がない時は積み立ての一時中断や減額を

 最後に、余裕がなくて積み立てができない時はどうすればいいでしょうか。実はこの点も投信の積み立てというのは自由度が高く、簡単な手続きで一時中断ができるのです。ネット証券の場合は口座にログインしてから今の積立設定を選び、それを「解除」する程度です。したがって「再開」するのも簡単ですし、中断していても今まで積み立てた投信の資産は解約(現金化)されることはなく、そのまま保有されます。

 これはつみたてNISA でも同じで、利用している金融機関で手続きをすれば、積立期間中の一時中断も、毎月の積立額の変更もできます。またつみたてNISAの口座内で複数の投信を積み立てている場合は、一部の投信だけを中断することなども可能です。

【プロフィール】
大口克人(おおぐち・かつひと)/日本経済新聞金融 市場ユニット マネー編集チーム副リーダー、『日経マネー』発行人。30年以上を個人の資産形成の研究に費やす。新聞・雑誌・書籍・WEBなど多くの媒体を経験し、金融セミナーの講師・モデレーターなども行う。

※菱田雅生、大口克人・著『日経マネーと正直FPが考え抜いた! 迷わない新NISA投資術』(日経BP)より一部抜粋して再構成

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