中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

訪日客は「ジャパン・レール・パス」で激安旅行 衰退途上国・日本が“過剰なおもてなし”をする意味はあるのか?

 私は今年2月から5月までタイに滞在していたのですが、明らかに2010年頃と比べて日本人は少なかったです。タイの物価も日本にかなり近付いていました。スターバックスコーヒー等のチェーン店では、むしろ日本よりも高かったです。

 そろそろ日本は貧乏な衰退国(ただしサービス・製品・食の質は素晴らしい)であることを認め、「取れるところからはキチンと取る」路線に舵を切らなくてはいけないのでは。そうした意味で、ジャパン・レール・パスの存在意義をあらためて見直してほしいと思います。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『捨て去る技術 40代からのセミリタイア』(インターナショナル新書)。

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